ビジネスを立ち上げ、起業活動をしていく中で、様々なサービスをリリースしていくことになります。
1つのサービスを同じような魅せ方、切り口でアピールし続けて上手く行く人もいますが、起業初心者でいきなり上手く行く人はごく稀と言っても良いでしょう。
そのため、いろいろな商品を企画していくことになる起業家の方が多いかと思います。
そこで今回は、「商品企画の立て方」について解説していきます。
どんな「商品企画の立て方・手順」で作成していけば「売れる企画」になるのか?詳しく解説していきたいと思います。
※今回お伝えする「企画」とは、商品やサービスを売るパッケージを作るようなことを指しています。つまり「売れる商品の企画」です。
起業初期って、何をどんな風に売っていいか分からず、悩みますよね。
そうですね。起業塾などでも全体的なコンセプトについては決めたとしても、その後の活動に必要となる個々の企画の立て方については、なかなか教えてくれませんからね。
企画を自分で立てられないとビジネス活動が止まってしまいますから、ここでしっかり身につけてみてくださいね。
好きなことを仕事にしたいという人にも役に立ちそうですね。
そうですね。趣味がお金につながっているクライアントさんもいますので、この記事を参考にして企画を考えてみると良いかと思いますよ。
・売りたいサービスがある人が、別の切り口で売る企画を立てる方法が分かる
・得意なことを仕事にしたい人が、得意をパッケージ化して売るヒントが見つかる
・お客様が欲しいと思える商品企画を立てることができる
当サイトでは、初心者起業家の方や、起業したけど思い通りにうまくいかない方を支援しています。
「楽しく、やさしく、分かりやすい」を目指した結果、「ドラクエやファイナルファンタジーのようなRPGをプレイするような感覚で学べる起業支援サイト」に行き着きました。
いきなりだと戸惑うかもしれませんが、どうぞRPGの主人公になった気分で、楽しみながら読み進めてください。
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目次
根本が違う!企画の立て方の手順を知る!
ビジネスでの企画をなんとなく立てて実行していると、なかなか成功する企画にたどり着くことができません。
起業家にとっての企画の成功は、「ちゃんと売上を上げられる商品の企画」です。
企画を立て、売上が上がらなければ、企画にかけた時間が無駄になってしまいますから、できるだけ成功する確率が高い企画を立てて実行する必要があるわけです。
では、売上を上げられる企画は、一体どのような手順で作成していけば良いのでしょうか?
先におおまかな手順を公開します。
《売れる商品企画作成手順》
- ターゲット層を知り、商品との接点を見出す
- 売れるキャッチコピーを作成する
- 商品をキャッチコピーに近付ける
最終的な目的が「売れる」ということである以上、起点となるのは「お客様」です。
「お客様」を起点にして商品企画を立てていけば、自ずと売れる商品企画に近付くことができるのです。
以下、上記手順について1つ1つ解説していきます。
企画の立て方のコツ1|ターゲット層を知り、商品との接点を見出す
商品を購入するのはお客様です。
お客様のことを知らなければ、売れる商品企画を立てることは困難になります。
そのため、最初にやるべきことはお客様のことを知ることです。
つまり「お客様を知ってから、商品企画を立てる」という順番が重要となるのです。
ただし、既に商品やサービスを販売している方の場合は、自社商品から企画につなげる方法もあります。
既に商品がある方の場合は、おそらく商品を最初に作る時点でお客様を明確にしているでしょうから、その場合は別の方法で商品企画をすることもできます。
まとめると、商品企画をするための最初のアプローチとしては、以下の2パターンがあることになります。
- パターン1:ターゲット層の悩みを洗い出して企画を立てる
- パターン2:自社商品からサービスを洗い出して企画を立てる
ターゲット層の悩みを洗い出して企画を立てる
売れる商品企画を立てるためには、ターゲット層であるお客様のことを正しく理解する必要があります。
もう少し突き詰めて言うと、「どんな商品であればお金を払って手に入れようとするか」ということを知る必要があるのです。
では、「どんな商品であればお金を払って手に入れようとするか」ということを知るためには、具体的にどうやっていけば分かるのでしょうか?
注目すべきは、以下の悩みです。
- 怒りが伴う悩み
- 痛みが伴う悩み
- お金をいくらかけても改善したい悩み
- 解決することで大きな利益を得られる悩み
上記のような悩みに注目してみてください。
企画に使える、使えないなど考えることなく、思いつく限りバンバン出しまくることが重要です。意外なところから大ヒット企画が生まれたりするので、まずは出しまくりましょう。
自社商品からサービスを洗い出して企画を立てる
既に自社サービスを持っている方の場合、「自社商品からサービスを洗い出して企画を立てる」という方法もあります。
ただし、この方法で商品企画を立てる場合には、商品作成の際に、しっかりとターゲットを絞り込んで作られていることが前提である場合に限ります。
つまり、先ほどの「ターゲット層の悩みを洗い出して企画を立てる」の項目でやったような「お客様のことを知る」という工程は、すでに終わっているはずであるということです。
自社商品がある場合には、以下の質問に答えてみると良いでしょう。
《自社商品から新たな企画を生み出す質問》
- 商品に他の使い道はないですか?
- 他人のアイデアを持ってくることはできませんか?
- 商品の一部を変えることで劇的に変化することはありませんか?
- 商品を拡大することで変化はないですか?(拡大解釈も含む)
- 商品を縮小することで変化はないですか?
- 商品を他の場所や別の場面、市場で使うことは出来ませんか?
- 入れ替えたり、組み替えたりすることで変化は起こりませんか?
- 商品でなんらかの常識を否定することはできませんか?
- 別のモノと組み合わせたり、まとめることで何か生み出せませんか?
- 今のお客様に別の商品を売るとしたら、何ができますか?
- 自分で提供できるかは別としても、お客様が次に必要なものは何ですか?
上記の質問に答えていくことで、商品販売のための企画のヒントが浮かび上がってくるはずです。
結局のところお客様をどれだけしっかり理解しているかってことが大事なんですね。
そうですね。買われて初めて商品の価値が出るわけですから、買う側のことをしっかり把握することが大事なのです。
「お客様が買う理由」については、以下の記事も参考にしてみてくださいね。
【セールス成功の秘訣】知れば売れる!お客様が買う理由と購買行動心理ステップ!
企画の立て方のコツ2|売れるキャッチコピーを作成する
商品企画をする場合、多くの方は「自社サービスで何ができるか?」というところからサービスを構築していくかと思います。
しかし、「初心者起業クエスト」で教えている企画の立て方は、手順が異なります。
まずは、「売れるキャッチコピー」を作成するのです。
理由は、先ほどの項目でもお伝えしたように、「買う側を最優先するから」です。
自社商品から企画を作り出す場合、できることの範囲が分かってしまっているため、知らず知らず制限をかけてしまうのです。
「こんな風にしたら良さそうだけど、どうせ出来ないしな。」そう思って、思い浮かんだものも闇に葬り去ってしまうのです。
またお客様に要望をもらったけど、その技術を持ち合わせていないからと、聞き流してしまっていませんか?
本当はそこに顧客の強いニーズがあるにも関わらず、見ないようにしてしまっている方も多いのです。
上記のような状況に陥らないためにも、全く逆のアプローチを行います。
先に「これなら売れる!」というキャッチコピーを作ってしまうのです。
もっと言うと、簡易的なLP(ランディングページ)のトップ画像まで作れると、よりイメージが湧きやすくなるばかりか、「本当に売れそうかどうか」を判断しやすくなるのでオススメです。
キャッチコピー作成のコツとしては、「この段階では商品のことは無視してお客様のことを最優先で考えて作る」ということです。
「これなら絶対売れる!」というものを、できる、できないにかかわらず、どんどん出していくのです。
1つに絞る必要はありません。
キャッチコピーを見て、「これなら間違いなく売れるわ!」というものをいくつも出してみてください。
キャッチコピーの作り方については、以下の記事を参考にしてみてください。
【惚れさセールス】売れるキャッチコピーをザクザク生み出す6つのコツ!※テンプレあり
企画の立て方のコツ3|商品をキャッチコピーに近付ける
「売れるキャッチコピー」が完成したら、次は、「自分の商品をキャッチコピーに近付ける」という作業に入ります。
「売れるキャッチコピー」に商品が近づけば近づくほど、売れる可能性が高くなるはずです。
近づけるコツとしては、作り上げたキャッチコピーごとに、以下の点を確認することです。
- 実現のためには何が必要か?何が足りないか?
- 必要なもの、足りないものをどうにかして埋めることはできないか?
- 不可能であるならば、どこまでならできるのか?
上記の順番でチェックして見て下さい。
ポイントとしては、3番まで言った場合には、キャッチコピーの修正が必要となりますが、修正したキャッチコピーが売れるキャッチコピーであるかどうかを確認することです。
ここでキャッチコピーのレベルを下げ過ぎてしまうと、結局、商品からできることを見て作り出したキャッチコピーとなんら変わりがなくなります。
重要なのはお客様側から見た商品です。
お金を払うのに納得できるだけの商品であると理解してもらえるキャッチコピーでなければ、商品はうれなくなりますから、慎重に作っていってください。
キャッチコピーに商品を近付けるんですね。
でも、実際には実現不可能なことって多くないですか?
初心者起業家の方だけでなく、企業でも同じなのですが、今回お伝えした「コピーに商品を近付ける」という過程で、「自社でできること」だけで何とかしようとしてしまう方が多いです。
でも、足りないものを他で補っても良くないですか?
できる人と組んだり、助けてもらったりしても良いと思うのです。
その分、報酬を分け合えばいいだけですから。
確かに、自分でできることだけ見ちゃってますね。
(;´▽`A“
選択肢はいくつもあるはずなので、検討して見て下さいね。
企画の立て方のコツ4|売れる商品を作るヒント
手順としては必要ありませんが、「売れる商品にするためのコツ」について、いくつかお伝えいたします。
ここまでお伝えした手順で、イマイチ売れそうな感じがしない場合には、以下も参考にしてみてください。
売れる商品には、いくつかの特徴がありますので、ピックアップしておきます。
《売れる商品の特徴》
- ボリュームが凄い(金額に見合わないほどのボリューム、安すぎる!)
- 様々な提供方法(テキスト、音声、動画、対面)
- 様々な支払い方法(一括、分割、振り込み、代引きなど)
- 豊富な実例、実績
- 特典(限定特典だとより効果が高い)
- 安心して購入できるサポート(できるまでサポート、返金対応など)
今ある商品に、上記を追加するだけで売上が大きく上がるという方も多いかと思います。
まだ対応していない方は、取り入れてみてはいかがでしょうか。
売れる商品企画の立て方のコツまとめ
初心者起業家もできる!売れる商品企画の立て方の手順、コツについてお伝えしました。
売れる商品企画の作成手順は以下の通りです、
《売れる商品企画作成手順》
- ターゲット層を知り、商品との接点を見出す
- 売れるキャッチコピーを作成する
- 商品をキャッチコピーに近付ける
解説したように、手順自体は、そんなに難しい手順ではありません。
お客様の要望に忠実に商品を近付けていっているだけに過ぎません。
しかし、実際の現場では逆のことをやりがちなのです。
「自社製品をどんな風に魅せれば売れるのか?」というアプローチをしがちなのです。
売れる商品は、やはりお客様をしっかり把握することから生まれます。
だからこそ、今回お伝えした手順で作成した方が、売れる企画になりやすいわけです。
今回お伝えした内容は、各手順ごとにアイデアを出すことに時間をかける必要があります。
手順は簡単かもしれませんが、やるべきことは膨大ですし、何度も掘り下げながらやった方が良いものができるはずです。
時間をかけて売れる商品企画を作り上げていってください。