起業家として活動していく上で、大きな問題。それは「自信がなくなり行動が止まること」です。
活動が止まってしまえば、ビジネスは一向に進まないままとなり、やがて起業したことさえも悔やむようになり、辞めてしまうのです。
今回は、ビジネス以外にも応用できる「自信を失わずに活動し続けることができるメンタル・思考の仕方」について解説していきます。
僕も何度も自信喪失して、起業活動を完全にストップした時期がありましたね。しかも、何か月も!です。
起業したにもかかわらず、活動が止まってしまうと良い方向に行くことはないからね。
活動し続けることができるように、しっかり思考の使い方を学んでみてくださいね。
自信を失わずに起業活動を続けられるメンタル・思考を手に入れることができる
当サイトでは、初心者起業家の方や、起業したけど思い通りにうまくいかない方を支援しています。
「楽しく、やさしく、分かりやすい」を目指した結果、「ドラクエやファイナルファンタジーのようなRPGをプレイするような感覚で学べる起業支援サイト」に行き着きました。
いきなりだと戸惑うかもしれませんが、どうぞRPGの主人公になった気分で、楽しみながら読み進めてください。
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目次
あなたの活動エネルギーをも奪う「自信」って一体なに?
そもそも「自信」ってなんだと思う?
う~ん、「認められて自信になる」とか言いますよね。
なので、周りに評価されることで得られるものですかね。
そうね。そんな風に思っている人が多いと思うの。
でも、周りの評価に依存していると問題が起こるのよね。そのあたりも含めて一緒に考えていきましょう。
「自信」って一体なんなのでしょう?
まず、辞書的な意味を確認してみましょう。
《「自信」とは?》
- 自分の価値・能力を信ずること。
- 自己を信頼する心。
- 自分の考え方や行動が正しいと信じて疑わないこと。
ごく当たり前のように見えるかと思います。
しかし、問題なのは、多くの方が「自分の価値・能力を信ずること」ができていないことにあるのです。
では、質問です。
自分の価値、能力を信じるのは誰ですか?
ほとんどの方が、質問の答えに「自分」という回答をするかと思います。
つまり、「自信」とは「自分」が「自分の価値や能力を信じる」ということなのです。
ということは、本来は、すべて自分の中で完結するはずであり、他人が介在しなくてもよいのです。
先ほどの定義の中にも「他人」という言葉は出てきていないことからも明らかだと思います。
しかし、ほとんどの方が、「自信」を持つために他人に依存してしまっています。
結果、自信を喪失し、起業活動を停止してしまうのです。
次の項目以降で、より詳しく「自信喪失の仕組み」をお伝えします。
自信を持つ流れ、自信喪失する流れとは?
一般的な「自信を持つ」「自信を喪失する」流れについて確認してみましょう。
起業を例にして考えてみると、「好きなことで生きていきたい」「起業したい」というような「思い」を元に、起業という「行動」を開始します。
次に、起こした「行動」の「結果」をみて、「良い」と感じたり、「悪い」と感じたりするわけです。
ただ、結果が出るより前の「行動」の時点で、あなたは「期待」をするはずなのです。
- 募集をかけたら〇〇人は集客できるだろう
- メルマガ登録キャンペーンをやれば、〇〇人分のリストが取れるだろう
- セールスをしたら〇〇万円は売れるだろう
「期待」に対して「良い」と感じる結果を得られれば、他人に評価されたと判断し、「自信」を持つようになります。
予想、期待を超えたのですから、自信を持つのは当然と言って良いでしょう。
反対に「期待」に対して「悪い」と感じる結果を得てしまうと、他人に評価されなかったと判断し、「自信喪失」につながります。
多くの方が、上記のような判断基準で、自信を付けたり、失ったりしているわけです。
自信は他人に依存するものでない方が良い!
さっきの項目を読んで、何かおかしいことはなかった?
う~ん、普通のことなのかなあと思いましたけど・・・。
定義と実際に起こっていることって、矛盾してなかった?
あっ!!
「自分」が「自分の価値や能力を信じる」になってないです!
よくできました。
(^▽^)
じゃあ、そのあたりを詳しく見ていきましょう。
気が付いて頂きたいのは、先ほどの項目でお伝えした流れでは、結果の良し悪しを「すべて他人の評価を基準にして判断している」ということです。
結果を、他人の評価基準でとらえてしまうと、「誰かに評価されなかったら自信にならない」のです。
少し具体的な起業活動に置き換えてみると分かりやすいかと思います。
- 募集をかけたけど集客できない
- メルマガ登録キャンペーンをやったけど、取れたリスト数が少ない
- もっと売れると思ったのに、あまり売れなかった
これを自分の領域と他人の領域に分解してみます。
- 募集をかけた(自分) vs 来る・来ない(他人)
- メルマガ登録キャンペーンをやった(自分) vs 登録する・しない(他人)
- 販売を頑張った(自分) vs 買う・買わない(他人)
集客も、リストも、売上も、(あなたが期待した)結果に影響するのはすべて他人の行動です。
あなたがどんなにコントロールしようとしたところで、他人の行動は100%思い通りにすることができません。
コントロールできない領域に、あなたの「自信」をおいてしまったら、自分で勝手に作っている「こうあるべきという期待」と「他人の評価」との間で、いつも振り回されてしまいます。
これでは、ほとんどの人が自信を喪失して、起業を断念することになるでしょう。
なぜなら、起業初期は期待よりも悪い結果を生む可能性が圧倒的に高いからです。
新しいことを身につけるには、時間、経験、反復が必要であり、当然期待通りにならない時間は存在します。
その時に、他人の評価に依存した「自信」では、いつまで経っても確固たる自信を持つことはできません。
起業家として自信を持って活動を継続させていくためには、「他人依存の自信」ではなく、「あなただけで完結する自分自身が自分の価値や能力を信じる」という「自己完結型の自信」を持つ必要があるのです。
他人に依存しない「自己完結型の自信」とは?
では、「他人に依存しない自信」とは、どんな自信なのでしょうか?
言い換えれば「自己完結型の自信」です。
「他人に依存しない」わけですから、自分の中だけで完結するように「自信」をつけていくことになります。
結論から言えば、「結果」を見るのではなく「経験や成長」を見るようにします。
行動の結果に関わらず、経験や成長できたことに対して、「自信」を持つのです。
具体的な起業活動に置き換えるならば、
- 募集をかけたけど集客できない
⇒募集をかける行動、募集の内容、企画、LPの作成などを経験、成長できた - メルマガ登録キャンペーンをやったけど、取れたリスト数が少ない
⇒募集行動、少なくてもリスト獲得、募集の仕方が良くなかったなどの経験、成長できた - もっと売れると思ったのに、あまり売れなかった
⇒セールスの実行、何が良くなかったか分析する機会を得たなど経験、成長できた
つまり、結果を見た評価ではなく、「自分の行動から得られた」経験や成長を見ることで「他人に依存しない自信」となるわけです。
自信を他人の評価から得ていると、コントロールできないから苦しくなるってことですね。
そうですね。ただ、他人の評価を自信にしちゃいけないってわけではないの。評価された時には自信にしていいのよ。
でも、「自分は素晴らしい経験をした」ということを自信にできている人が、もし評価までされたら、より強い自信を上乗せして持てるようになるのよ。
「期待」してはいけないのか?
「自己完結型の自信」を考えた場合、「期待はしてはいけないのか?」という疑問を持つ方もいるかと思います。
「期待」は、他人の行動に依存してしまうことになるので、期待しないで済む方は、その方が良いでしょう。
「期待」は、あなたが勝手に予想した未来でしかありません。
その勝手に予想した未来とマイナスのギャップに直面すると、がっかりしてしまい、自信を失ってしまうのです。
よく考えて頂ければ分かりますが、実際に現実で起こっている事実は全く同じなのに、捉え方が違うだけで、自信を付けたり、自信を失ったりしているだけなのです。
分かりやすいように1つ例を出します。
セミナー募集をかけた結果、参加者が3名集まったとします。
- 期待しなかった人:経験、成長できてよかった。さらに3名もの人が集まってくれた。
- 10名は集まると勝手に期待した人:たったの3名しか来なかった。
事実は3名集客できたということだけで、他になにも違いはありません。
しかし、片方は大喜びし、片方はひどく落ち込むのです。
何が原因でこの差が出来たのでしょうか?
そう、「期待したか、しないか」だけです。
これが繰り返されたら、片方は毎回楽しみながら集客を行い、もう片方は、どんどん落ち込んで行動が怖くなり、止まってしまいます。
止まってしまえば、差は開く一方です。
このように勝手に作り出した期待が、あなた自身を苦しめることになります。
わざわざこんなことしたいですか?
どちらを選択するのも自由ですが、期待しない方がメンタル的には優しいと思うのです。
でも、今まで無意識に期待しちゃっていたから、なかなかいきなりは難しいかな。
「こうなったらいいな~」って思ってはいけないと言っているのではないの。
希望を持つのは人として当然の感情よ。
ただその時に「純粋に望んでいる(願望)」だけなら良いのだけれど、「こうあるべき」が入ってしまうと、それが苦しみを生み出す原因になってしまうの。
この、「こうあるべき」が期待につながります。
期待が大きければ大きいほど、苦しみも大きくなります。
かいとうさんは、無意識に「こうあるべき」をたくさん作っちゃっていたから、それが手に入らない状態にどんどん苦しくなって、行動が止まってしまったのよね。
期待はしないほうがいい、と頭では分かっても、長年の思考の癖が邪魔して、すぐには改善できないでしょう。
そういう人は、まず初めの一歩として、「期待値を下げる」ところから練習してみましょう。
さっきの例だったら、「10名集客できるだろう」と思っていたのを「5名、3名、1名」に下げて考えるの。期待のハードルを下げる感じね。
10名期待に対して3名より、5名期待に対して3名の方が心のダメージは少ないでしょ。
もし、3名期待したなら満足、1名期待なら期待以上に来たことになって大満足~♪になっちゃうわ。
経験や成長を実感できないから自信を持てない
他人が関わるような結果には期待せず、自分の経験や成長を見て、自信をもっていくということは分かりました。
でも、「経験とか成長」って、目に見えないから、本当に成長しているか実感しにくいんです。
(゜―Å)
経験は生み出したものなどを見れば少しは実感できるかもしれないけど、成長となると、なかなか実感できないかもね。
でもね。そもそも簡単にできるようになると思いすぎているのよ。みんな。
根本的な問題だから、ちょっと詳しく解説するわね。
「自己完結型の自信の付け方」の過程では、どんな結果になったとしても、「経験できた、成長できた」というところに目を向け、自信を持ち、行動を繰り返すことができます。
しかし、期待をしていた場合には、結果は良いこともあれば悪いこともあるでしょう。
では、良いことと悪いことでは、どっちが起こりやすいでしょうか?
実は、圧倒的に悪いことなのです。
理由は、「そもそもそんなに簡単にできるようにならないから」です。
以下の図を見てみてください。
人が何かを身につける過程では、図のような流れで習得していきます。
新しい知識を知り、腑に落ちるまで理解し、意識的にできるよう頑張って、やっと無意識にできるようになるわけです。
車の運転を例にとって考えてみましょう。
- 知る:自動車教習所で交通ルールや運転の基礎を学ぶ
※この段階で車を運転できるはずもありません。 - 分かる:ルールを学びつつ、教官に教えられながら運転も開始します。
※強く意識、注意して、かつ教官が隣に居て、やっと運転できる状態です。 - できる:免許取り立て。一応、運転できるが、かなり意識、注意しながら運転する
※「できる」の中でも何段階もの成長過程がある - できている:ベテラン。運転が当たり前になっている状態
つまり、「経験・成長」の過程は、かなり細かく分かれていて、さらに時間と反復が必要であることが分かります。
しかし、多くの人は「知る」を経験した途端に「できる」ことを期待し、「できる」と勘違いしてしまうのです。
教習所でルールだけを学んだ直後に、いきなり首都高を走ったら、大変なことになるのは想像ができるのではないでしょうか。
起業家を例にするならば、「この方法で毎月100名集客できています」という方法を知っただけで、「私も同じ方法でやれば毎月100名集客できる」と勘違いしてしまうようなものです。
つまり、経験、成長なくして「できる」「できている」は、まず手に入らないのです。
このことを踏まえると「(期待している人に)悪い結果」ばかりが当たり前のように訪れ、自信を失いまくることになることが分かるかと思います。
「経験・成長」してできるようになるには、時間も反復も必要です。
だからこそ、「経験・成長」に目を向け、「今回も時間もかけたし、いろんな経験もした。反復できたんだから、ちゃんと成長しているな。」と、実感して欲しいのです。
この実感が、あなたの自信の源となり、ビジネスが加速していきますよ。
「自信を失わずに活動を続けるメンタルと思考」まとめ
「自信」についてお伝えしました。
まったく同じことが起こっていたとしても、自信をつける人と自信を失う人がいます。
結局のところ、「あなたがどこを見ているか」で、とらえ方が変わっているだけなのです。
自分の内面(経験・成長)にスポットを当てるか、自分の外側にいる他人(の評価)にスポットを当てるかだけの違いなのです。
自信は次の行動を生み、行動は次の自信を生みます。
この繰り返しの先に、ビジネスでの成功があるのです。
- 自分の内面の経験、成長を実感しながら自信を付け続け、行動し続ける
- 自分の外側の他人に期待し、他人の評価に自信を失い、傷つきながら前に進む
あなたはどちらを選択しますか?
番外編|皆藤直季のリアル
本文は先ほどの項目で終わりですが、今回の内容を、精霊役である戸之宮詳子さんと話していた際の、僕自身の変化について少しだけ書いておこうと思います。
本文の例に挙げたように、僕自身が集客にかなり苦労し、期待にそぐわない結果を出し続けた結果、活動が数か月止まりました。
まったく募集はかけられなくなり、ハードセルへの恐怖が付いてまわります。
出来たとしても、ソフトセルばかりになってしまったのです。
※ハードセル:ちゃんと売る。ソフトセル:欲しい人いたら連絡頂戴的な軽いセールス
今回この記事を作るにあたって、詳子さんと話をしたわけですが、その中で大きく変わったことがあります。
それは、「経験や成長を実感できないから自信を持てない」の項目でお伝えした「できるようになるまでの過程」の部分です。
僕自身、起業の仕方を学んだことによって、できるようになったと勘違いし、できる気になって行動していました。
知ったことで分かった気になったばかりか、集客もできるようになったと勘違いをします。
勘違いしている「アホなブタ」ですから、当然めちゃくちゃ期待をして仕掛けるわけです。
が、
申込者ZERO~♬
( ゜ρ゜ )ぽか~ん
そりゃ~もう太りますよね。
(・∀・)どや
だんだん文体が変わってきているのも分かっています。
そう、こうやってどんどんおかしくなっていくんです。当時はね。
期待とのギャップにメンタルがぶっ壊れるのです。
でもね、「失敗するのが当たり前だ」ってことに、気が付くわけですよ。
気が付かせていただいたわけですよ。
(○´∀`○)
するとね、考え方がガラッと変わるわけ。
今までだったら、失敗したと思って100ダメージ受けてたところを、今なら10ダメージくらいに軽減できちゃうわけですよ。
だって、ダメージ食らうって分かってるんだから、強い防具買っておけばいいだけでしょ。
\(^o^)/
まさに起業クエスト的な感じなわけです。
今までは皮の鎧を着て、とりあえず武器だけ強化しまくれば行けるだろうと特攻していたわけです。
攻撃は最大の防御だと思って、「食らう前に倒せばいいじゃん」と思っていたのです。
でも、RPGでも同じで、先制攻撃を仕掛けてくる敵とか、バックアタック仕掛けてくる敵もいるわけで、武器だけ強化していても、死ぬんですわ。
(┐´Д`┌)げっそり
毎回先制攻撃されていたら、身体持ちます?
こんなに分厚い脂肪を持っている僕だって無理ですよ。
だから、防具も買うことにしたんです。
(*^^)v
今回の話って、別の言い方をするならば、あなたの心を守るための鎧を見つけるような内容なんですよね。
ぜひあなたも今回の記事で、最強の鎧を手に入れてくださいね。
ブィブィ(o^─^o)v