メルマガ以上に注目されているツールとして、「公式LINEアカウント」があります。
こちら側からお客様にアプローチできるツールであり、送ったときに見てもらえる確率が高いため、ビジネスを継続していく上で、欠かすことができないツールになりつつあります。
日々LINEを使う中で、画面の下に出るメニュー画面を見たことはないでしょうか?
これが「リッチメニュー」です。
今回はリッチメニューを「パワーポイント」で超簡単に作る方法について、解説していきます。
※必要なものは「パワポ」「ペイント」「ネット環境(PC)」です。
あのメニューいいなぁって思ってたんですよ。
僕もそうですね。でも、難しいんだろうと思っていたし、有料のサービスだと思っていたんです。
でも、実際やってみたら、無料のアカウントのまま凄く簡単にできちゃったので、今回、皆さんにもお届けしようと思って記事にしました。
・リッチメニューは全体で1つの画像
・縦横比さえ合わせれば、サイズ調整で簡単に作れる
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目次
リッチメニューとは?
そもそもリッチメニューってどんなものなのでしょう?
見た方が分かりやすいので、下の画像を見てみてください。
画像の下にあるメニューですね。
「リッチメニュー」は画像であるため、送られてくるメッセージ以上にインパクトがあるので、見てもらえる確率が高いのです。
注目して欲しいコンテンツなどをリッチメニューに配置することによって、クリックしてもらえる可能性が上がり、結果的に、集客にも貢献するものであると言えるでしょう。
ちなみに、リッチメニューは複数のメニューがあるので、別々の画像を組み合わせているように感じるかもしれませんが、実は1つの大きな画像です。
今回は、大きな1つの画像を作っていきましょう。
リッチメニュー作成に必要なもの
今回お伝えする「リッチメニューの作り方」で必要となるものは、以下の3つだけです。
《リッチメニュー作成に必要なもの》
- パワーポイント:主に画像の作成に使用。
- ペイント:作成したパーツを貼り付けて、画像にするためだけに使用。
- ネット環境(PC):画像サイズ調整&サイズダウン、公式LINEへのアップロードに使用。
ペイントに関しては、Windowsに標準で装備されているため選択していますが、他の画像ソフトでも問題ないと思います。
単純に、パワーポイントで作成したパーツを貼り付けて、1つの画像にするためだけに使用しているだけだからです。
リッチメニュー作成手順1|仕様の把握
作る方がメインなので、最低限の仕様のみ把握することにします。
まず、下の画像を見てみてください。
大きく分けると「大」「小」2パターンに分けることができます。メニューが大きいか小さいかの差です。
次に画像の仕様を確認します。
- ファイル形式:JPG、JPEG、PNG
- ファイルサイズ:1MB以下
- 画像サイズ:
2500px × 1686px
2500px × 843px
1200px × 810px
1200px × 405px
800px × 540px
800px × 270px
公式LINEには、このように記載されているのですが、少し分かりにくいので並べ替えをします。
- 大メニュー対応
2500px × 1686px
1200px × 810px
800px × 540px - 小メニュー対応
2500px × 843px
1200px × 405px
800px × 270px
計算すれば分かるのですが、大メニューは横幅が高さの約1.48倍、少メニューはその倍の約2.96倍になっています。
つまり、元画像の横幅と高さの比率さえ間違っていなければ、後でサイズ調整をしても、作成したイメージを損なわない形にできるということになります。
リッチメニュー作成手順2|パワポでの画像作成
早速、パワーポイントを使って画像を作成していきます。
手順としては、以下のようになります。
《リッチメニュー作成手順2の内訳》
- どのテンプレートを使うか決める
- テンプレートに合わせて枠を作る
- 枠に当てはまる画像を作成する
- ペイントを使って1枚の画像にする
どのテンプレートを使うか決める
テンプレートをもう一度確認してみましょう。
あれ?初心者起業クエスト公式LINEのリッチメニューのテンプレートって無くない?
良く気が付きましたね。実は初心者起業クエストの公式LINEでは、左上の6分割のテンプレートを使っているんだよ。
内部的には分割されているけど、画像としては1枚でアップするので、自由に組み替えることができるんだ。
後で解説するけど、リンク先を同じに設定しているだけなんだよね。
つまり、例えば、大メニューに関して言えば「3,4,5,7」は「1」のメニューを使っても再現できるということになります。
同様に「2」を使って「6,7」を再現することも可能と言うわけです。
まずは、どのメニューを使うか、好きなものを選んでみてください。
テンプレートに合わせて枠を作る
最初に基準となる枠を作ります。
後で調整する工程があるので、厳密にピクセルへの変換などは不要です。
では、具体的に見ていきましょう。
1:白紙のスライドに図形の「長方形」を描きましょう。
※挿入⇒図形⇒長方形を選択⇒スライドに適当にドラッグ
2:長方形の上で右クリックし、「図形の書式選択」をクリック。右に書式メニューが出現。
3:メニューから「サイズとプロパティ」を選択
4:メニューがでるので「サイズ」を選択。
5:サイズの変更と「縦横比を固定する」にチェック。
高さと幅を入力します。
パソコン環境にもよりますが、以下の数値を入力すれば、作業しやすい大きさの長方形になるかと思います。
大メニューの場合:高さ16.86cm、幅25cm
小メニューの場合:高さ8.43cm、幅25cm
縦横比が崩れないことが重要なので、数値入力後に「縦横比を固定する」にチェックすることも忘れずに行ってください。
これで、外枠に当たる部分(リッチメニューの全体)は完成しました。
次に同じ要領で、リッチメニューの各メニューに当たる部分の枠組みを作っていきます。
では、枠組みに対応した数値を計算することにしてみましょう。
1などで使われる最小サイズのものを最小ブロック。
2などで使われるものを1/2ブロック。
それらを組み合わせたものは、「×2」というように表記します。
つまり、5で使われるようなブロックは「最小×3」であり、「1/2×2」でもあるということです。
これらは単純に計算をして導き出します。
- 25cm÷3=約8.33cm
- 25cm÷2=12.5cm
- 16.86cm÷2=8.43cm
公式LINEも割り切れる数値にしてくれればやりやすいのですが、一部割り切れません。
ただ、実際問題として、割り切れたとしても、きっちり配置してしまうよりも、少し余白があるくらいの方が、見栄えが良いと思います。
そのため、以下の数値を目安に枠を作成して見て下さい。余白を考慮して算出しています。
《リッチメニュー各ブロックサイズ》
- 最小ブロック:8.1cm×8.1cm
- 最小ブロック×2:8.1cm×16.3cm
- 最小ブロック×3:8.1cm×24.6cm
- 最小ブロック×4:16.3cm×16.3cm
- 最小ブロック×6:16.3cm×24.6cm
- 1/2ブロック:8.1cm×12.2cm
- 1/2ブロック×2横:8.1cm×24.6cm
- 1/2ブロック×2縦:16.3cm×12.2cm
枠に当てはまる画像を作成する
先ほど作った枠の中に納まるように、1つずつ画像を作成していきます。
スマートフォンで見られることを考慮して、大きめの文字の方が良いと思います。
また、ビジュアルで興味を持ってもらえるように工夫することで、より見てもらえる確率が上がります。
ペイントを使って1枚の画像にする
パワーポイントで作成した画像は、あくまでも1つ1つのパーツとして組みあがっているだけです。
文字は文字、画像は画像で別のものになっている状態です。
ここでは、パワポ上のパーツを1つの画像にする作業を行います。手順は以下の通りです。
※順番通りやると、上の画像のようになるはずです。
- 作成した画像をドラッグして選択します。
- 選択されている状態で「ctrl+C」でコピー
- ペイントを立ち上げ、「ctrl+V」で貼り付ける
- 画像を分かるところに保存
※ファイルの拡張子は「.png」になるはずです。
今でこそ、にぎやかなリッチメニューですが、最初は下のような感じでしたね。
デザインとしては良くないですが、画像が苦手な人は、これくらいでも良いかと思います。
リッチメニュー作成手順3|画像サイズ調整&サイズダウン
画像ができたら、画像のサイズを完全一致させます。
先ほどまでは「cm」単位で作成していましたが、公式LINEが求めているのは「px(ピクセル)」単位です。
また、画像のサイズ自体が重いと、公式LINEが求めているファイルサイズ「1MB以下」にならないことがあります。
ここでは、サイズ調整とサイズダウンを行っていきます。
「ILOVEIMG」で画像サイズを調整する
ILOVEIMGというサイトを活用します。
https://www.iloveimg.com/ja/resize-image
- 上記サイトを開き、画像をドラッグします。
- 画面右に「サイズ変更オプション」が出ますので、「幅」を修正してください。
初期設定では、「横縦比」が固定されているので、自動的に「高さ」も修正されるはずです。 - 多少誤差が出る場合もありますので、誤差が生じている場合には、「横縦比を維持」のチェックをはずして、公式LINEが求めている数値に微調整をしてください。
- 「サイズ変更オプション」の下にある「画像のサイズ変更」をクリック
- 画面が切り替わるので「サイズ変更された画像をダウンロード」をクリック。
- 画面下にダウンロードしたものが表示されるのでクリックして開く。開いた画像を右クリックして「名前を付けて保存する」
これで、画像サイズ(大きさ)は整いました。
画像を軽くする
画像の重さを軽く作業を行います。
今度は以下のサイトを活用します。
こちらも画像をドラッグするだけで、サイズダウンが可能となります。
「download」をクリックすれば、サイズダウンした画像をダウンロードすることができるので、分かるところに保存してください。
リッチメニュー作成手順4|アップロード
遂に最後の工程です。
出来上がった画像を公式LINEにアップします。
以下、手順です。
- パソコンで公式LINEにログインする
- リッチメニュー⇒作成
- コンテンツ設定のところの「テンプレートを選択」する
- 3を行うと「背景画像をアップロード」が有効になるので、クリックしてアップロードする
- テンプレートに対応した「アクション」が表示されるので、「リンク」を選択し、飛ばしたいURLを入力する。
※画像としてつながっている場合には、両方に同じURLを入れれば良い。
※他にも「クーポン、テキストなどを選択することも可能」 - その他入力していない「タイトル、表示期間」などを入力し保存する。
- スマホで実際に表示されているか確認。
※少し時間かかる場合がありますが、かなり早く表示されます。
《参考:アクションについて》
- リンク:URLを指定することで指定ページに飛ばすことができす
- クーポン:先に設定しておく必要あり。クーポンを発行できる
- テキスト:タップしたときに指定されたテキストが表示される。
- ショップカード:設定済みのショップカードが開く。
公式LINEリッチメニューの作り方まとめ
文章で書いていると長いように感じるかもしれませんが、作業工程は、そこまで多くはありません。
画像の作成の部分は、得意不得意があるかもしれませんが、高い反応を取るためにも、ぜひ作ってみてください。
意外と簡単そうですね。ただ説明する側は大変だったんじゃないですか?
画像を1つ1つ作らなきゃいけなかったので、大変でしたね。
(;´▽`A“
でも、お役に立てればそれでいいです。
ブィブィ(o^─^o)v